November 22nd, 2020
バーチャルフィギュアとは、現実世界ではなくデータとしてのフィギュアであり、専用アプリを使うものとVRMファイル等の3Dファイルとして渡すものに分かれる。
ここでは専用アプリを使う者と3Dモデルファイルとして渡すもの、更に3Dモデルファイルを現実のフィギュアに変換してくれるサービスを紹介する。
ひかりTV-VFでは、ARマーカーを専用アプリで読み込み踊っている姿を見ることができる。
embed:https://www.youtube.com/watch?v=iLWgp_V1ZmY
HoloModelsでは、ARマーカーなしでアプリ用に購入したモデルをポージング、写真で撮ることができる。
embed:https://www.youtube.com/watch?v=VH1ZuL6kjmA
特徴として3Dモデルのファイルではなくアプリで見る形式のため、専門知識がない人でも気軽にバーチャルフィギュアとして楽しめ、実物のフィギュアではできない「踊り」や「ポージング」ができることが挙げられる。一方で専用アプリのためサポートが終わってしまうと閲覧できなくなってしまうといったデメリットもある。
アニメ「SerialExperimentsLain」の美術イベント「lain 2020 eXhibition」のグッズ販売サイトでは主人公LainのバーチャルフィギュアがVRM形式で売られている。
またBOOTH等で売られている3DモデルもVRM形式のため、バーチャルフィギュアと言える。
特徴として、あくまでも3Dモデルのファイルであるためサポート終了の概念がないことが挙げられる。また専門知識があればそのフィギュアに好きな踊りを踊らせる、ポージングさせる、物を持たせる、個人的にゲームを作る、アバターとして存在できるといったことができる。
デメリットとしては楽しむためには専門知識が必要なことと、購入したモデルの著作権次第でやっていいことが違うため、きちんと購入規約を読む等が必要になってくることが挙げられる。
近年では3Dモデルデータを送付しアバターフィギュアを作ってもらうサービスが増えている。 「それなり~の」では手軽に3Dプリントで不実物のフィギュアを受注できる。
今後は更にバーチャルフィギュアの市場は伸びていくと思われる。専用アプリはアップデートコストとサポート終了のデメリットが大きいため統一の基準が決まるか、あくまでもフィギュアという保管するものではなくイベント等の一時的に楽しむコンテンツとして変化するかのいずれかになると思われる。
VRMファイルの普及によって様々なソフトがでてきており、フィギュアという枠組みを超え、鑑賞するだけでなくそのキャラクターを自己のアバターとしてゲームをプレイしたり等様々な試みが行われると考えられる。